『最高の知的素養は一日の仕事から生まれる』

　本棚の奥から『自助論』を引っ張り出し、久々に読み返してみました。日々、働いている自分自身を無理やり正当化したい笑、行動を改めたいという思いもあり。

　目に止まった箇所を抜粋しました。
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文学者のウォルター・スコットは、若かりしき時に法律事務所で文書の筆者という雑役同然の仕事を長く続けていた。彼が創作に打ち込む姿勢には、この時の経験が大いに生かされている。
　法律事務所では、毎日がうんざりするような仕事のくりかえしだったため、スコットには自分自身の時間がもてる夜の間が何よりの慰めとなった。そして彼は、深夜まで読書と勉強に専念した。『われわれ文学者には勤怠な態度というものがしばしば欠けているが、それを身につけることができたものも、退屈な事務所勤めのおかげだった』とスコットは述べているほどだ。

後年のスコットは、自分が実務家であることを常に誇りにしていた。天才は日常のありふれた仕事を嫌い、軽蔑するものだ」などと聞いたようなことをいう連中に、きっぱりと反論した。彼の説によれば、むしろ日々のありふれた仕事をきちんと果たしていくことで、人間はより高い能力を身につけるものなのだ。
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すごく身に染みます。
文中には『努力』や『忍耐』などの文字が出てきますので、古臭いと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、本質はついているなと感じますし、明日のありふれた仕事への活力になります笑
勤め人を卒業するまで友にしたいと思います。

この著書は、あのサッカーで有名な本田圭佑さんも読んでいるそうです。『自助論』が本田選手の一部を作っているのかもしれませんね。あの滲み出てくるプレイは好きです。興味ある方は是非。